沿革
1988年(昭和63年)エステシティ自治会発足
エステシティ所沢地域は、開発前は川越城主柳澤吉保公が開拓し、短冊型に区割りをして(三富新田)農民に分け与えた地域でした
この地域は水利が乏しく稲作ができませんでした。飲み水は遠く柳瀬川まで汲みに行ったそうです。それでも農民は、敷地に植えた雑木林の落葉で堆肥を作り、サツマイモやニンジン、お茶を育て大切にこの地を守ってきました
時代は流れ市街化調整区域に指定されていたこの地を市街化区域に変更を望む住民が増え、1969年(昭和44年)頃からこの地域の一部を市街化区域に変更する運動が活発化しました
しかし、その変更に値する要素が乏しいため難航しました
そこで大学を誘致して学園住区とする構想をもって所沢市と協議を重ねました。その間日本大学と折衝を進めた結果、昭和51年に日大は進出することを決めました
これにより市は市街化区域への編入を認めました
1981年(昭和56年)に区画整理組合の設立が認可され、日本新都市開発株式会社の協力のもと土地の整備が進みました
当初進出を決めた日大側に減歩率0%で良いとしていましたが、一般地権者の減歩率が非常に高くなることが判明するにつれ地権者の不満が高まったことから、日大に減歩を頼んだところ、当初の約束と違うということで、日大は組合と日本新都市開発株式会社を相手取って民事訴訟を起こしました
その後、両者とで協議を重ね、日本新都市開発株式会社が高額な負担を担うことになったこともあり、日大は1985年(昭和60年)12月に訴訟を取り下げました
こうした状況もあるなか、三富新田の一部地区の整備が進められ1986年(昭和61年)11月頃から住宅が建設され始め、その後も住宅建設が進み、人口も徐々に増えていきました
(当初の開発総面積は約58万㎡(約17万坪)、計画人口は6,000人でした)
1987年(昭和62年) 自治会が必要と感じた有志の方々が、自治会設立委員会を発足させました1988年(昭和63年) 自治会設立総会を開催し、役員を決め、自治会活動が始まりました
1989年(平成元年)1月7日 昭和天皇が崩御され、年号が平成に改められました
富岡自治連合会に加入
エステシティ長生クラブ発足 1989年3月末現在の会員数57名
少年スポーツクラブ発足
民生委員に2名が就任
第1回 エステシティ夏祭りを開催
正月餅つき大会を実施
中富小学校通学路設置運動により東道が開通
4月に日本大学芸術学部所沢校舎が開設され、芸術家を志す若人を教育してきましたが、2019年に30年を経過した建物の老朽化が進み維持が困難になったということで、新設なった江古田キャンパスに移転し幕を下ろしました。校内の建物は2025年現在そのままになっています。移転を前に2018年2月に「ありがとう所沢キャンパス」というイベントが開催された折には、OB・OGが500人ほどが訪れ、所沢での日々を懐かしんでいました
1990年(平成2年)4月8日 住民総会を中富南部土地区画整理組合の会議室をお借りして開催しました
会長:笠〇〇〇 副会長:小〇〇〇 渡〇〇〇 会計:平〇〇〇
第2回エステシティ夏祭り開催
1996年(平成8)年4月 中富南コミュニティセンター完成しました
ひかり児童館が併設されています
2007年(平成19年) 共聴アンテナ施設管理組合設立
当地域はテレビの電波の受信状態があまりよくなかったことから戸別にテレビアンテナを立てることなく(景観への配慮があったのかも‥‥ 所沢市では所沢松ヶ丘住宅地に次いで2例目となる「彩の国さいたま景観賞」を1991年(平成3年)に受賞している)開発当初に共聴アンテナを設置し、各戸に有線で配信していました
共同受信アンテナから各戸の保安器までの設備の維持管理を新都市興行(株)に委託していました
当初は共同受信アンテナを土地区画整理組合事務所の敷地内に設置していましたが、所沢センタースクエアーが建設された際に屋上に移設したことにより安定した映像が配信されるようになりました
共聴アンテナ施設維持管理契約書」によると委託業者は、他の共有者と共同して管理組合を設立すること及び委託業務期間は、管理組合が設立されるまでとなっており、2007年(平成19年)に「共聴アンテナ施設管理組合」が設立されたことにより、新都市興行(株)は撤退しました 管理組合は自治会の会員13名で構成されました
設備の保全実務に関しては、「日本アンテナ(株)」と「共同ネットワーク(団)」が行いました
組合設立から9年の間に落雷、降雪時のトラブル、原因不明の受信不安定による幹線増幅器の交換などの不具合が多くなるなど設備の老朽化が顕著にみられるようになりました
こうしたことから2014年(平成26年)8月の「共聴アンテナ施設管理組合通常総会」において、設備の現状を説明し今後の取り扱いについて話し合い、管理組合を解散することとなりました
当時の受信技術の進歩は著しく、東京スカイツリーも完成(2012年(平成24年)5月に開業)していることから有線で配信するのは時代遅れになりつつありました
光ファイバーで接続するにしても、新たな配線設備の設置には膨大な費用を有することなどを踏まえ、管理組合が現状の設備を撤去できる費用を有しているうちに撤去するのが良いとの判断がありました
2015年(平成27年)6月に管理組合を解散した後は、「精算組合」を立ち上げて資産の整理にあたった他、戸別のアンテナ設置についてフォローしました。剰余金21万余円を自治会に寄付し2016年(平成28年)3月に解散しました
2015年(平成27年)自治会館(愛称:ひだまり)運営開始
かねてより中富南コミュニティセンターのボランティア・ビューロに隣接した倉庫を自治会が倉庫として使用しているのは地方自治法に違反していると指摘されていました
2012年に市コミュニティ推進課と数回にわたりボランティアビューロの使用について協議を進めるも8月16日に退去することとなりました
倉庫を失った自治会では、処分できる物品は処分し、とりあえず防災倉庫に移動させたり、新たに物置を設置したり、役員で手分けして預かったりして物品の整理を行いました
併せてレンタル倉庫やトランクルーム・借家等を探したもののいずれも適当なところが見つかりませんでした
回覧物の仕分け作業や、ラックについては従来通りボランティア・ビューロを使わせて頂きました
また、自治会は2010年(平成22年)に会館建設について会員の方々から意見を聴取するなどさまざまな角度から検討を重ねた結果、自治会館を建設する方向で進めることとしました
一方、市所沢に土地の借用を要望し、2011年(平成23年)3月31日に市より用地の貸付か認められました
2012年(平成24年)5月に「自治会館建設検討委員会」を発足させました
12月15日 自治会館建設に関する住民説明会を開催
「事務所移転・会館建設検討に関する中間報告」を行い、これまでの経過や本体建設費・付帯工事費・大規模修繕費・年間運営費について説明しました
2013年(平成25年)3月24日 定期住民総会を開催
会館建設に関する経過報告がなされ、今後具体案が出来次第臨時総会を開催し会館建設の最終合意を得ること、「会館建設実行委員会」を設置することなどが提案され、質疑応答を行った後、採決が行われ挙手多数により可決・承認されました
4月16日 定期住民総会の結果を受け、「会館建設実行委員」を募集しました
4月30日 「会館建設実行委員会」を委員9名で構成しました
さっそく具体案の策定に取り組み、市に建設土地借用場所、補助金・地縁団体の申請手続きについて確認行いました
また、すでに所沢地域内で自治会館を運営している自治会を見学し、建設及び運営に際してのノウハウ等を収集しました
その情報の中から、会館を不動産登記する際の名義を誰にするかが重要であることが明らかになりました
当時のエステシティ自治会は法人格を持たない任意団体でしたので、団体名義で不動産登記や銀行口座の開設ができませんでした
従って、自治会館を設立した際には個人名義での不動産登記となり、会長が変わるたびに名義変更の手続きを行わなけならないことや、勝手に個人が不動産を処分してしまう、相続はどうなるのかなどの懸念がありました
これら懸念をなくすためにエステシティ自治会としては法人格を取得することとしました 法人格の取得には、一定の要件を満たし市長の認可を受けなければなりませんでした(一定の要件を満たして市長が認可した団体を「認可を受けた地縁による団体(略称 認可地縁団体)」といいます)
その要件の一つが「住民基本台帳に記載されている人」つまり高齢者やこどもを含めた全人口を対象とした過半数が加入していることでした
この要件を満たすべく「個人会員名簿の作成」を作成することとしました
5月13日 長生クラブ、シルバーサロン、子供育成会などから会館に対する希望スタイルについて伺い、概略の要件とポンチ絵を作成しました
同時に、市役所に補助金申請関連書類、申請期限(2013.8.30)、補助金交付の順位などについて確認しました
5月26日 「会員名簿作成」班長説明会 きたる8月25日の臨時総会で、「地縁団体登録」に必要な要件である全住民の過半数の会員数が得られるか否かの報告をしたい旨の説明し、「個人会員名簿台帳」の作成を依頼しました
8月25日 臨時総会開催会館建設に向けての臨時総会を開催しました 会員加入者数は7月16日現在で、住民総数4,267名のうち2,923名の加入があり要件を満たすことが確認できたことを報告
会館建設実行委員から経過報告、会館の概略・規模・建設費・修繕費・運用方法などの説明がなされた後、賛否を諮ったところ賛成多数で承認され、建設について最終合意を得ました
8月29日 所沢市に自治会館建設に関する助成金要望申請書を提出しました
2014年(平成26年)4月13日 定期住民総会を開催所沢市に会館建設に伴う法人化申請、自治会会則・細則の改正を提案し承認されました
6月9日 設計施工業者の募集を始めました
6月29日 応募会社に説明
7月18日 所沢市よりエステシティ自治会の法人格が認可されました
7月 補助金の決定を受けました
7月20日 建設予定地の近隣住民への説明会を実施し、建設場所・建物の概要・計画の概要について説明をしました
8月4日 住民に対して応募会社から会館建設に対する説明会を開催しました 説明会終了後直ちに臨時理事会を開き評価表に基づいて当麻工務店に絞り込み通知し、臨時総会に諮ることとしました
〇月〇日 臨時総会を開催??
〇月〇日 地盤調査が行われました
10月2日 地鎮祭 当麻工務店、自治会長らが参列しました
〇月〇日 会館本体及び外構建設工事を着工しました
2015年(平成27年)2月 自治会会館完成しました 総事業費は〇〇円でした
3月〇日 所沢市の完成(竣工??)検査が行われました
3月〇日 所沢市より補助金が交付されました
〇月〇日 自治会館の愛称を募集し、「ひだまり」に決定しました
4月〇日 自治会館の運営開始されました
〇月〇日 自治会館建設実行委員会を解散しました